こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
団地のすみに住んでいる「じっちょりん」の家族のお話。
不思議に思ったあなた、もうじっちょりんの世界のとりこになっていますよ!
道端の小さな草花を見る目が変わる、新感覚の絵本をご紹介します。
「じっちょりんのあるくみち」の絵本データ
作者のかとうあじゅさんは、この作品がデビュー作なのだそうです。
不思議な世界観で、ぐっと引き込まれてしまう魅力がありますね。
「じっちょりんのあるくみち」のあらすじ
じっちょりんは、花びらや葉っぱを食べる、ちいさな生き物(?)です。
でも、種だけは食べないで、「たねかばん」に大切にとっておきます。
じっちょりんたちは、コンクリートの隙間や、電信柱の根本などに、せっせと種を植えていきます。
そう、実は、道のすみっこにひっそりと雑草が生えているのは、じっちょりんが種をまいたおかげだったんです。
「じっちょりんのあるくみち」のおすすめポイント3つ
「じっちょりんのあるくみち」の素晴らしいポイントを、3つご紹介します。
- いつも見ている世界が変わる
- 道端の雑草が愛おしく思える
- 小さなじっちょりんたちが道を切り開くたくましさ
じっちょりんのおかげで、いつも見ている世界が変わる
私たちが過ごしている現実でも、コンクリートの隙間に雑草が生えているなんて、よくある風景です。
でも、正直、ひとつひとつの草花をじっくり見る機会は、ほとんどありません。
実は、今まで知らなかっただけで、道端の小さな花や草を植えているのは、じっちょりんの仕業なのかもしれません。
それを知ったら、いつも見ている景色が、違って見えると思いませんか?
名前も知らない道端の雑草が愛おしく思える
じっちょりんたちはコミカルだけど、周りの植物の描写は繊細で、自然の美しさと愛にあふれています。
この絵本を読むと、冬でもひっそり咲いてる花が、愛おしく感じられますよ。
今まで気にも止めていなかった雑草にも、きっと名前があるはず。
道端の雑草を、目を凝らして見てみたら…もしかすると、じっちょりんたちに会えるかもしれません!
小さなじっちょりんたちが、道を切り開くたくましさ
じっちょりんたちが歩いている道には、はじめは植物は何も生えていません。
だけど、まだ寒い冬のうちから、自分たちで種をまいて、コツコツ草花を増やしていきます。
こんなに小さな体で、歩みを止めることなく、自分で道を作っていくじっちょりんたち。
もしかしたら、私たち人間よりも、我慢強くて尊敬すべき生物なのかもしれません。
春がなんだかうれしいのは、じっちょりんのおかげですね。
じっちょりんシリーズ|全4作品発売中
じっちょりんの世界にハマった方は、他の作品もどうぞ。
- じっちょりんのあるくみち
- じっちょりんとおつきさま
- じっちょりんのなつのいちにち
- じっちょりんのふゆのみち
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