こんにちは。シーアです。(@seer1118b)
エッセンシャル思考とは、海外の大手企業のアドバイザーを務める、グレッグ・マキューン氏が提唱している考え方。
本当に重要なことだけを確実に実行し、「最小の時間で成果を最大にする」ための思考法です。
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする グレッグ・マキューン
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「生き方が変わった」など、読んだ人からは大絶賛の本。
だけど…正直に言うと、まだ腹落ちしていないところがあります。
この記事では、エッセンシャル思考になりきれない人でも、少しでも要素を取り入れる方法を考えてみました。
エッセンシャル思考を、自分の思考と行動に落とし込めるのか
上記記事は、マンガ版のエッセンスを汲み取って、自分自身にも活用するつもりで、肯定的な気持ちで書きました。
- 自分はやりたくないけど、やらなきゃいけないこともたくさんある
- 捨てるものを間違えたらどうしよう?
- ひとつに集中しても良い結果が生み出せる自信がない
そこで、よりエッセンシャル思考を理解するためにも、原作の方も読むことにしました。
エッセンシャル思考は最強なのか?
エッセンシャル思考では、不要なものを見極めて「捨てる」ことと、自分にとって本当に必要なものだけを残すことが大切だと説いています。
あれもこれもと完璧にこなそうとして、全てが中途半端になってしまうのは、非エッセンシャル思考だと言われています。
ですが、世界の著名な経営者ならいざ知らず、私の才能では、ひとつの物事に絞ったところで、目覚ましい成果があげられるとは思えないのです。
他のものを捨てて、いちばん重要なものだけに集中しても、自分の実力が伴わず失敗してしまうこともあります。
今、この瞬間に何が重要かを考え、目の前の物事だけに向き合っても、そのひとつさえうまくいかなかったら…。
捨てることは果たして正しいのか? 誰かに押し付けて自分はラクをするのか?
頼られると、つい頑張ってしまって、断ることができない人が多いと思います。
なんでも引き受けてしまうのは考えものですが、それでも、やりたくなくてもどうしてもやらなければならないこともあります。
それを「捨てる」のは、果たして正しいことでしょうか。
私は、PTAを全く必要としていないけれど、保護者としてやらなくてはならないことに含まれます。
きっと、周りの保護者の人たちに、「みんな面倒だけどやっているのに、あの人は…」と後ろ指を指されるでしょう。
そのことをきっかけに「断れるのはプロフェッショナルだからだ。あの人はエッセンシャル思考だ」と評価されることは、まずないと思います。
トレードオフの考え方。〜「断る」または「やると決める」〜
PTA役員を例に出しましたが、どんなことでもエッセンシャル思考の基準は一律です。
トレードオフの考え方に基づいて、下記のどちらかを選ぶしかありません。
- 気が進まないけどデメリットのほうが大きいから引き受ける
- いろんなデメリットを押しのけてでも断る
私が断ることで、他の役員に仕事が押し付けられるでしょう。
周りの人に迷惑がかかるデメリットを天秤にかけて、面倒でも引き受けると決めました。
エッセンシャル思考によると、私は「渋々引き受けた」のではなく「やると決めた」のです。
それって、本質的なのでしょうか?
子育てと仕事、両方続けていてよかったと思う私がいる
子どもが小さい頃は、時短勤務でしたが、今はもうフルタイムです。
かつ、残業も必要に応じてこなしています。
しかし、第1子の産休に入るときには、「もう会社には戻ってこないかも」という気持ちでした。
若かったので、重要な仕事を任されていたわけでもなく、仕事の楽しさを知りませんでした。
その時は、産休復帰してから、こんなに仕事が楽しくなるなんて思っていなかったのです。
今、仕事を楽しむことができているのは、理解ある環境や、チャンスをくれた上司のおかげ。
日本社会では、キャリアを中断した人が、元のポジションに戻ることは、容易ではありません。
自分の一時的な判断で「今やるべきことは子育てだ」とひとつに決めて、仕事を辞めてしまっていたら、今の私はありません。
私が「仕事も子育てもとりあえず両方やってみよう」と見切り発車したからこそ、今に至るわけです。
決断しないことで、結果的にメリットが生まれています。
もしエッセンシャル思考なら、こうはならなかったはず。
自分が力を集中させる対象を選び間違えることはないのか?
自分の魅力や、得意なことは、自分自身では意外とわからないものです。
自分では当たり前だと思っていたことが、思いのほか喜ばれたりします。
頑張らずに難なくこなした仕事で、周囲から評価されることも。
何が言いたいかというと、自分が「たいしたことがない」と思っているスキルでも、他人から見るとあなたの大きなアドバンテージに映ることがあるのです。
自分に「これが得意だ」「90点以上やりたいことだ」という自覚がなく、本人が「別に自分でなくてもできる」と思っていること。
本当は、そういった物事の中に、他を捨ててでも集中的に力を発揮するべきポイントがあるかもしれません。
自分の判断だけを基準にして、選び取るべきものを見誤らないのでしょうか?
人間って、そんなに自分自身のことが見えているのでしょうか?
本人には、本当に大切なものが見えていなくて、あっさり捨ててしまいかねません。
自分の可能性に気づかないまま終わる…かもしれない。
あれもこれも欲張りたい、そんな自分を許そう
今回は、エッセンシャル思考の、納得できていない部分について深掘りして考えてみました。
むしろ、エッセンシャル思考になれれば、また次のステージに進めるのだろうなと思います。
でも、今の自分の気持ちにフタをして、無理やりエッセンシャル思考にはなれません。
迷いばかりでお恥ずかしいですが、これが今の偽らざる私の気持ちです。
まずは、エッセンシャル思考の中でも、今自分が共感できているポイントに重きをおいて、ゆっくり取り組んでいきたいです。
- やりたくないことは(可能な範囲で)断る
- 選ぶ権利は自分が持っていることを意識する
- 何かを選ぶことは何かを捨てることとトレードオフ
- 遊ぶ時間をキープする
あれもこれも興味があって、どれもきっぱりやめることができない私ですが、これらは素直に共感できました。
他にも、エッセンシャル思考を構成する要素はたくさんありますが、まずは、これだけ。
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