皆様の応援のおかげで『日本村100人の仲間たち The HOPE』が本日、緊急出版します!
— 日本村100人の仲間たち The HOPE 公式 (@nihonmura100) August 4, 2020
本書の印税10%は、全額、赤十字などに寄付されます。
日本初の「コロナ童話」で、日本中に笑いと、涙と、勇気を感じてください。https://t.co/aDOSlSYghx#日本村100人の仲間たちTheHOPE pic.twitter.com/awbAbndI59
コロナウイルスの影響で、世界のあり方は大きく変わりました。
コロナウイルスをめぐる世界の変化を、コミカルに描いた作品をご紹介します。
日本や世界の国々を「村」として描いていますが、内容は実際の統計に基づいた正しい情報です。
コロナウイルスが蔓延するのはもちろんよくないことですが、この状況から学べることもあると教えてくれます。
イラストがたっぷりで、大人にも子どもにも読みやすいですよ。
「日本村100人の仲間たち The HOPE」を解説するよ!
この記事は、株式会社天才工場さまより書籍のご提供をいただいて執筆しています。
「日本村100人の仲間たち The HOPE」はリメイク版
「日本村100人の仲間たち」は、2002年に発行された同名の書籍のリメイク版。
元となった前作は、45万部のベストセラーなんだって!
2020年、世界中がコロナウイルスの影響を受けており、今もまだ多くの感染者が出ている状況。
きっとコロナ禍が過ぎ去っても、完全には元通りにならないでしょう。
アフターコロナの世界を、私たちはどう生きればよいでしょうか?
この本では、ウィズコロナ、アフターコロナの世界を生き抜く希望を示してくれるよ!
「日本村100人の仲間たち The HOPE」あらすじ・内容
コロナウイルスにまつわる、約50のエピソードが詰まっています。
たとえば、日本村の人たちは世界一心配性で、100人中80人が「心配遺伝子」を持っています。
南アフリカ村の住民は、100人中27人しか持っていないのに…。
だから、コロナウイルスのことをとても怖がっているし、「なんとかなるさ」と楽観的な人を見ると、かえって不安になります。
たしかにそうかも…!
こういった情報は、統計データや研究結果をきちんと調べれば得られるもの。
ですが、得た情報をどのようにとらえるかは人それぞれだし、情報を踏まえてこれからどうしていくかまで考えられる人は多くありません。
統計データを、コミカルなさし絵つきで解説してくれるので、大人から子どもまでわかりやすいですよ。
コロナウイルスによるニュースの明暗を対比表現
コロナウイルスそのものがネガティブなニュースだから、付随して起こることもたいてい暗いニュース。
マスクの輸出入を取り押さえるフランスやアメリカの対応、外出したら罰金が課せられる諸外国、新卒学生の内定取り消しなど…。
ですが、中には明るいニュースもあります。
コロナウイルスが流行って、よかったことなんてあるの?
108億円分ものマスクを寄付したタイガーマスクの存在、STAY HOMEでできる新しい楽しみ方など…。
コロナウイルスは怖いけれど、正しい感染対策をとった上で、どんな行動を起こすかが大切。
たしかに、自暴自棄になったりせず、自分のためにも周りのためにも、いいことがしたいよね。
希望は、人間だけの感情。
いいニュースも悪いニュースも、ユーモアを交えて紹介することで笑いに変えてしまおう。
苦しい状況でも、ひとりひとりが助け合えば、希望を切り開くことができると説いています。
コロナウイルスで奪われたもの、もたらされたもの
本書では、コロナウイルスはただ人から健康や命を奪っていくだけのものではないと語っています。
たとえば、コロナ以降、このようなことを改めて実感したのではないでしょうか。
- 当たり前のことは当たり前ではない
- 命がいちばんの宝物
- 未来は選べる、いつでも変えることができる
人と人が会って話したり、一緒にごはんを食べたりお酒を飲んだり、手をつないだり、密集した空間でライブ観戦をしたり…
今まで当たり前だったことが、コロナ以降はどれも困難になっています。
高齢の家族にコロナをうつしてしまわないように、実家の両親や祖父母と長い間会えていないという人もたくさんいます。
前までは、ちょっとした風邪だったら、無理をして仕事や学校に行くこともあったかも。
でも、自分はたいしたことないと思っていても、もしかしたら軽症や無症状のコロナかも…?
抵抗力のない老人に感染させてしまったら、一生後悔してもしきれません。
そんなこと考え始めたら、どこにも行けないし何もできないよ。
どんなに緊急の予定も、命より大切なわけはないし、これまで以上に慎重な選択が求められます。
未来は、今の自分の行動で変えられるもの。
人としてどうあるべきか、私が大切にしたいものは何なのか…つきつめて考えるきっかけになりますね。
コロナウイルスは怖いけど、50年後の未来はきっと明るい
でも、どんなに学ぶことがあったとしても、やっぱり病気にはなりたくないよ…。
今は、とてもじゃないけれど、コロナウイルス流行のおかげで、本当に大切なものに気付けた…なんてキレイな感情にはなれません。
自分だってコロナに感染したくないし、家族や身近な人がコロナに感染して苦しむところも見たくない。
だから、なるべく家にいるし、外出のときはマスクを欠かさないし、できる限りの対策をして過ごしています。
こうした行動が「日本村の人たちは世界一心配性」と言われる所以なのだと思いますが、それで守れるものがあるならやるしかない。
それが今、自分にできることだもんね。
だけど、長期的な視点で考えればどうでしょう。
たとえば、第二次世界大戦から75年たった今、戦争の傷跡は薄れつつあります。
それでも、戦争で傷ついたり、人生が変わってしまった人たちは確実にいたわけで、時間が経ったから良いとかじゃないけど…。
50年後の未来は、コロナウイルスの特効薬や予防注射ができて、恐れるほどではない病気になっているかも。
2020年はコロナで大変だったねと、笑って言いあえる日まで、頑張っていかなきゃね。
亡くなった人や、後遺症が残る人のことを思うと、なんともやりきれないけどね。
「日本村100人の仲間たち The HOPE」まとめ
「日本村100人の仲間たち The HOPE」は、コロナウイルスが巻き起こした世界の変化を、統計から読み取って作られた本。
児童書というジャンルになっていますが、むしろ大人こそ読んでほしい。
オイルショックやリーマンショック、東日本大震災など、これまで日本や世界に衝撃を与えた出来事がたくさんありました。
それらと同じように、コロナショックも、いずれは過去の出来事になっていくはず。
今はまだ、そんなこと想像もつかないけどね…。
過去の歴史を知っている大人が読んでこそ、本当の意味で理解できる作品ですよ。
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コロナの影響で、世界はつながっていることを強く感じさせられました。
日本で暮らしていると普段は意識しないけれど、同じ世界で暮らす者同士助け合っていきたいですね。
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