絵本・児童書

おちゃのじかん・おやつ・カフェタイムがテーマの絵本6選

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「お茶にしましょう」と言われると、心が踊るのはきっと人類共通。

子どもになじみ深い言葉でいうと、おやつの時間。

親だって、おいしいコーヒーを飲んで、ほっと一息つく時間が必要ですよね。

シーア

おしゃれなカフェに足を運ぶのはもちろん、おうちカフェもいいものだよね。

この記事では、そんな心がウキウキする「おちゃのじかん」をテーマにした絵本をご紹介します。

絵本講師の資格を持ち、たくさんの絵本を読んできた私が、厳選した絵本たちですよ。

ライト

絵本の中でも、「おちゃのじかん」を楽しめるよ!

「お茶の時間」をテーマにした絵本6選

「おちゃのじかん」は、毎日の食事と違って、必要不可欠とは言えないかもしれません。

ですが、心のゆとりを取り戻し、そっと深呼吸をするような、大切な習慣。

シーア

「おちゃのじかん」がなくても生きてはいけるけど、生活には潤いが必要だよね。

そんな「おちゃのじかん」を味わえる絵本たちです。

ライト

ひとつひとつ解説していくよ!

「おちゃのじかんにきたとら」礼儀正しいトラがやってくる絵本

  • 作・絵 ジュディス・カー
  • 訳 晴海耕平
  • 出版社 童話館出版
  • 出版年 1994年9月
  • 楽しめる年齢の目安 5歳から

ある日、「ごめんください」とソフィーの家の玄関のベルを鳴らしたのは、なんと、大きなとら!

おちゃの じかんに ごいっしょさせていただけませんか?

とても丁寧で礼儀正しいとらですが、テーブルにあった、お茶うけのサンドイッチやお菓子だけでなく、家の中にあるものすべてを平らげてしまいます。

それでもあたたかく、おおらかに受け入れるソフィーとおかあさん、そして最後にお仕事から帰ってくるお父さん。

イギリスの家庭風景を垣間見ることができる、素敵な絵本です。

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「おちゃのじかんにきたとら」礼儀正しいトラがカフェタイムにやってくる絵本非現実的なお客様を迎えたカフェタイムと、昔のイギリスの日常的な家庭風景が味わえる絵本をご紹介します。この絵本を楽しむには、非現実をありのまま受け入れる心が大切。固定観念を一度忘れて、ワクワクする気持ちを思い出してみませんか?もし、うちにもとらがやってきたら…と想像するだけで、子ども心に戻れる絵本ですよ。...

「もりのおくのおちゃかいへ」動物たちのお茶会に迷い込むお話

  • 作・絵 みやこしあきこ
  • 出版社 偕成社
  • 出版年 2010年11月
  • 楽しめる年齢の目安 4歳から

キッコちゃんは、おばあちゃんの家に向かったお父さんに、忘れ物のケーキを届けようと、あとを追いかけます。

遠くにお父さんらしき人影が見えたところで、キッコちゃんは転んでしまいます…。

シーア

あ〜あ、ケーキが崩れちゃった…。

お父さんは見知らぬ家に入っていきますが、なんと、お父さんだと思っていたのは、実はくまだったのです!

ライト

家の中には、動物たちがいっぱい!

キッコちゃんは、「あなたもお茶会に来たの?」と、招き入れられ、木の実のぎっしり詰まった、動物たちの特製ケーキを分けてもらいました。

陽気に楽器を奏でながら、みんなでキッコちゃんのおばあちゃんちを目指して歩きます。

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「もりのおくのおちゃかいへ」モノクロの世界で、動物たちの優しいカフェタイムモノクロで描かれた雪の世界で、優しい動物たちがお茶会を開いている… そんなファンタジックでどこか懐かしい絵本をご紹介します。主人公のキッコちゃんの赤い帽子とスカート、黄色い髪など、ほんの少しのアクセントだけ色で彩られているんです。子どもの頃を思い出してキッコちゃんの気持ちに同化しながら、スルッと絵本の世界に入れますよ。...

「ぐりとぐら」大きな卵で作ったパンケーキがおいしそう!

言わずと知れた、日本でいちばん有名なふたごの野ねずみ、お料理することと食べることが大好きな、ぐりとぐらのお話。

ある日、森で大きな卵を見つけ、森にお鍋や道具を持ってきて、お料理を始めます。

ぼくらの なまえは ぐりと ぐら

このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること

ぐり ぐら ぐり ぐら

歌いながら焼けるのを待っていると、カステラの甘い香りに誘われて、森じゅうから動物たちが集まってきました。

お鍋を開けると、おいしそうな黄色いカステラ!

森の動物たちと一緒に、みんなでおいしくいただきます。

シーア

私が子どもの頃にも読んだし、うちの子どもたちにも読み聞かせてきたよ。

いつの時代の子どもが読んでも新鮮で、大人は懐かしい、そんな最高のループが生まれる本です。

「ぐりとぐら」不朽の名作!カステラのふんわり甘い香りがする絵本ふたごののねずみ、ぐりとぐら。日本でも世界でも愛される、有名な絵本をご紹介します。「小さい頃、読んだことがある」「懐かしい!」という方も多いのではないでしょうか?ぐりとぐらの協力しあう関係や、お料理の過程、分け合う気持ちを育むなど、さまざまなことが学べます。エコでロハスな暮らしに、現代人こそぐりとぐらに憧れるはず。...

「きょうのおやつは」鏡を使ったしかけ絵本

この絵本は、縦に開く仕様になっていて、ページの半分が鏡のように反射する紙でできているんです。

言葉で説明するよりも、まず動画を見てほしいし、手にとってみてほしい!

シーア

鏡のおかげで、平面なのに奥行きを感じる…!

両側のページが、互いに映り込むことで、絵が立体的に浮かび上がってきて、まるで手が届きそうな存在感。

「しかけ絵本」と呼ばれるジャンルの中でも、ありそうでなかった仕掛けです。

純粋にお茶の時間を楽しむにはまだ早い、小さいお子さんでも、こんな楽しいしかけ絵本ならきっと喜んでくれますよ。

「おちゃのじかん」世界各国のお茶の風習が知れる絵本

  • 作 土橋とし子
  • 出版社 佼成出版社
  • 出版年 2013年3月
  • 楽しめる年齢の目安 5歳から

世界各国の「おちゃのじかん」が楽しめる絵本。

土橋とし子さんの味のある独特の絵と、関西弁がなんともゆるくてベストマッチなんです。

アルゼンチンのマテ茶、モロッコのミントティー、台湾の中国茶、モスクワのロシアンティー…。

シーア

いいなぁ、おいしそう!

ライト

旅行がしたくなっちゃうね!

おいしいお菓子をいただきながら、お茶を楽しむのは、世界中どこに行っても共通なんですね。

「3じのおちゃにきてください」みどりのみどりさんからお茶のお誘い

  • 作 こだまともこ
  • 絵 なかのひろたか
  • 出版社 福音館書店
  • 出版年 2006年1月
  • ページ数 32ページ
  • サイズ 27cm×19cm
  • 楽しめる年齢の目安 5歳から

ある日、まりちゃんのもとに、「みどりのみどり」さんから、お茶のお誘いの手紙が届きます。

シーア

みどりのみどり、って誰だろう…?

手紙の差出人はわからないけれど、ケーキがあると聞いて出かけていくまりちゃん。

ライト

誰だかわからないのに、ケーキにつられていくなんて、のほほんとしてるなぁ。

たまたま出会った友達のゆきとくん、アリさんやリスさんなど、仲間を増やしながら進んでいきます。

トラブルがあっても機転をきかせてリカバリーできるまりちゃん、実はとても賢い子だと思うのです。

お茶・おやつ・カフェタイムを絵本でも味わおう

お茶の時間には、単に言葉通りの意味以上に、大きな意味が詰まっています。

おいしいお茶やお菓子だけでなく、リラックスできる空間であり、会話がはずむ時間であり、1日の後半も頑張ろうと思える…。

絵本をきっかけに、よりいっそう親子で「おちゃのじかん」を楽しんでくださいね。

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年間120冊の本を読んできた経験から、おすすめの本をご紹介します。 「絵本講師」の資格を持っています。大人にも子どもにも絵本の魅力をお伝えしたい! 夫・男子ふたり・犬と暮らすワーキングマザー。 仕事も読書も育児も、自分のやりたいことを全部諦めない、欲張りさんです。好奇心旺盛で、いろんなことに興味があります。
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