仕事と育児を両立して働いている、ワーキングマザーのシーアです。(@seer1118b)
女性の人生って、ライフイベントのすべてが「する」「しない」の選択の連続。
例えば、仕事や家事、恋愛、結婚、出産…。
そんな悩める女性におすすめの、インタビュー集をご紹介します。
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女の人生と、しなやかに向き合っている人たちのリアルな声を集めた本。
「世間のものさし」や「無言の了解」から一歩離れてみよう…そんな気持ちになれますよ。
「しごととわたし」は、働く女性のインタビュー集
女性は、結婚や出産といったライフイベントで、生き方が左右されやすいもの。
仕事だって、男性なら「何の仕事をするか」という選択肢になるところが、女性の場合は、それより手前で「仕事をするか、しないか」から考えなくてはいけません。
それに、出産するとしたら、妊娠して、お腹の中で赤ちゃんを育てて、まさに命をかけて育てなくてはいけません。
産んだら終わりではなく、毎日ごはんを作って、成長させなくてはならないのです。
それはもちろん、父親たる男性にも責任があるのですが、現在の日本では、女性(=母親)の役割が大きくなりがち。
母親というミッションと、自分がやりたい仕事の両立は、今も、多くの女性を悩ませています。
他の女性はみんなどうやって道を選び、歩んできたのか、誰しも気になるところでしょう。
これからの人生に迷う女性に読んでほしい
この本は、著者の梶山ひろみさん自身が、「この人に話を聞いてみたい」と思った女性に、仕事の価値観や、これまでの人生についてインタビューをしたもの。
元はフリーペーパーとして配布されていたものを、書籍化しています。
人生の選択肢を前に、「どうしたらいいんだろう?」と迷っている人に読んでもらいたい本。
企業や組織に属さない、自由な生き方をする女性が、イキイキと輝いていることがわかるはず。
無理をすることと、一生懸命になることは、似ているようで全然違います。
人生の一大事と向き合い、ときには考え方がくるっと変わるような衝撃を受けます。
それでも、変化を受け入れて、しなやかに生きている人たちがいます。
コピーライターの尾形真理子さん(博報堂)のインタビュー
女優の渡辺真起子さんや、作家のよしもとばななさんなど、有名な方をはじめ、スタイリストや書店経営など、様々な女性が取り上げられています。
中でも、博報堂のコピーライター、尾形真理子さんのインタビューが最も印象に残りました。
尾形さんは、ルミネの広告のキャッチコピーなど、多くの広告作品を手がけられ、評価されているコピーライター。
- 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。
- 似合ってるから、脱がしたくなる
- 風はすべて追い風。わたしがどこを向くかだ。
時間というお弁当箱に何を詰めるか
時間の使い方を考えることは、「お弁当箱になにを詰めるか」に似ていると、尾形さんは言います。
24時間、1年、30代の時間、などといった時間の概念の中に、自分がやりたいことを詰めていく。
そうすると、必ずしも希望を全部詰め込めるわけではなくて、どこかで削ったり、あふれてしまうことも出てきますよね。
それでも「これだけは絶対に入れたい」「あれも少しでいいから欲しい」と、お弁当箱の中に残ったもの。
それが、自分は何を優先して生きていくか、自分が何をしたいか見つめることだと。
尾形さんは、今は仕事中心の生活スタイルだと言います。
それについて、人並みに悩むけれど、やはり自分と社会との接点でいちばん大きなものが仕事だと。
だから、お弁当箱には、がっつり仕事を詰め込んでいるのだと。
ニュートラルな感性で変化を受け入れる
女性が直面しがちな、ライフステージによる壁。
今後、立ちはだかるであろう壁について、どう思うかを質問された尾形さんは「やらないとわからないこともある」と答えていました。
知らないことを、情報だけ聞いて、さもわかった風に考えたくない。
まだ起こっていないことをシミュレーションして、頭でっかちになりたくない。
その状況になってから、自分がどう感じるか、どう変わるかを体感しながら決めていきたい。
そんな、適度な冷静さとポジティブさが魅力的でした。
ルミネの広告コピーから生まれた小説
尾形真理子さんは、ルミネの広告になったコピーを元に、創作小説も書いていらっしゃいます。
もともとこういうタイトルの小説だったかのように、ぴったりハマっていますね。
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片思い、不倫…などなど、恋愛をテーマにした短編集。
路地裏のセレクトショップのオーナーが、恋に悩める彼女たちに、自分を変える運命の服を選びます。
強がりや諦めを捨て、素直な自分の気持ちと向き合い、変わっていく女の子たち。
「あなたといたい」と「ひとりで平気」は、矛盾しているようだけど、どっちも本音。
女性には「わかる!」「そうそう!」と共感できることでしょう。
言葉やコミュニケーションに関するインタビュー。
他にも、歌詞やコラム記事など、多く手がけられています。
言葉選びが自分軸ではなく、フラットで何色にでも染まれる印象。
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